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外来診療情報

★再診予約制
★火、木曜日の初診受診は予約が必要です


外来担当医表

 
1診 木村 亮輔 泌尿器科医師 道場 啓介 木村 亮輔 竹中 俊介
2診 道場 啓介 花輪 和司 宇佐美 福人
(第1・第3)
3診 宇佐美 福人 宮下 由紀恵 花輪 和司
(第2・第4)
午後診察
(予約制)
ストーマ外来
(第4金曜日)

休診情報

土・日曜日、祝日、年末年始は休診です。
※急病等での交代はご容赦ください。

2025年2月26日(水)
道場 啓介

医師紹介

  • 木村 亮輔 (きむら りょうすけ)

    補職名
    部長
    専門分野
    泌尿器科一般/腹腔鏡下手術
    経歴
    三重大学(平成15年卒)
    専門医等認定
    日本泌尿器科学会専門医・指導医
    日本泌尿器内視鏡・ロボティクス学会技術認定医
    日本内視鏡外科学会技術認定医(泌尿器腹腔鏡)
    Certificate of da Vinci System Training as a console surgeon
  • 道場 啓介 (どうば けいすけ)

    補職名
    医師
    経歴
    関西医科大学(平成30年卒)
    専門医等認定
    Certificate of da Vinci System Training as a console surgeon
  • 花輪 和司 (はなわ かずし)

    補職名
    医師
    経歴
    山梨大学(令和2年卒)
    専門医等認定
    Certificate of da Vinci System Training as a console surgeon
    がん等の診療に携わる医師等に対する緩和ケア研修会 修了
  • 宇佐美 福人(うさみ よしと)

    補職名
    医師
    経歴
    大阪医科大学(令和2年卒)
  • 竹中 俊介 (たけなか しゅんすけ)

    補職名
    医師(非常勤)
    専門分野
    泌尿器科一般/女性泌尿器科
    経歴
    東京医科歯科大学(平成18年卒)
    専門医等認定
    日本泌尿器科学会専門医・指導医
    日本医師会認定産業医
  • 宮下 由紀恵 (みやした ゆきえ)

    補職名
    女性泌尿器科科長
    専門分野
    泌尿器科一般/女性泌尿器科
    経歴
    東邦大学(平成5年卒)
    専門医等認定
    日本泌尿器科学会専門医・指導医

診療科紹介

前立腺がん、腎がん、膀胱がんといったがんの治療、腎盂腎炎、前立腺炎などの尿路感染症の治療、前立腺肥大症などの排尿障害に対する治療、腎結石、尿管結石などの結石治療等を行っております。超高齢社会の到来により、泌尿器科分野の疾患は増加傾向で、今後も泌尿器科の役割はますます大きくなると考えられます。患者さんのQOLの向上のため、安全、確実な治療を提供いたします。


患者さんに負担の少ない手術方法を取り入れています 〜腹腔鏡下手術、ロボット支援手術〜

腹腔鏡手術を積極的に取り入れています。おなかに小さな穴をあけ炭酸ガスにておなかを膨らまし、穴からカメラや器具を入れて行う手術です。従来の開腹手術にくらべ創が小さく痛みが少ないため社会復帰が早く、また創が目立たないのが特徴です。

ロボット支援手術について

2022年より手術支援ロボット「ダヴィンチXi」を用いた、ロボット支援前立腺全摘術を行っております。高精度な3次元視野と、術者の手の動きを正確に再現するロボットアームにより、繊細な手術操作が可能になりました。また、従来行っていた手術と比べ、出血や合併症のリスクの低減、尿禁制の早期回復が期待できます。

内視鏡手術支援ロボット ダ・ヴィンチ

学会施設認定

  • ・日本泌尿器科学会 認定専門医教育施設

主な対象疾患



尿路悪性腫瘍

前立腺がん

PSA(前立腺の腫瘍マーカー)の数値が高い方は、精密検査(前立腺針生検)を1泊2日の入院で行います。診断が確定されたら病期、年齢、全身状態に合わせて手術療法、放射線療法、ホルモン療法を選択します。手術療法は上述のようにロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘術を行います。放射線療法では放射線科と連携し外照射を行っております。転移がある場合など、手術や放射線照射の適応にならない症例ではホルモン療法が中心になります。去勢抵抗性前立腺がんに対しては、化学療法を併用します。



膀胱がん

病期・状態に応じて手術、放射線、化学療法を選択します。表在性膀胱がんに対する手術は経尿道的膀胱腫瘍切除術、浸潤性膀胱がんに対しては膀胱全摘除術が基本となります。膀胱全摘後の尿路変向法としては尿管皮膚ろう、回腸導管、新膀胱造設術から年齢やがんの状態を考慮して選択します。膀胱がんに対する標準化学療法としてGC療法をおこなっています。また、化学療法後の再発、進行症例には免疫チェックポイント阻害剤(ペムブロリズマブ)による治療を行います。



腎盂がん、尿管がん

腎尿管全摘術が標準術式となり多くの場合で腹腔鏡下手術を行っていますが局所進行例では開腹手術を検討します。また転移、再発例に対しては膀胱がんと同様の化学療法をおこないます。



腎がん

転移のない症例では腎摘出術が基本ですが、腫瘍の位置、大きさにより部分切除術が可能な場合もあります。手術は大半が腹腔鏡手術となりますが腫瘍が非常に大きい場合や、腎静脈に腫瘍が進展している場合などは開腹手術となります。転移がある症例や切除不可能な症例では分子標的薬(スニチニブ、ソラフェニブ等)、免疫チェックポイント阻害剤(ニボルマブ、イピリムマブ、ペムブロリズマブ等)を組み合わせた治療を行います。



尿路結石症

尿管結石ではサイズにより自然排石可能かどうか検討し、不可能なら体外衝撃波結石破砕術(ESWL)や経尿道的結石破砕(TUL)をおこないます。大きな腎結石では経皮的腎結石破砕術(PNL)やPNLに経尿道的アプローチを組み合わせたTAP(TUL assisted PNL)を行っています。また、結石の再発予防のための食事療法指導、運動療法指導を行います。

前立腺肥大症

前立腺が肥大することにより尿道が圧迫されて、排尿障害をきたす病気です。まず薬物療法を行う場合が大半です。改善しなければ経尿道的前立腺切除術(TURP)を行います。

水蒸気を用いた前立腺肥大症治療

水蒸気のもつ熱エネルギーを用いた低侵襲前立腺肥大症治療(WAVE: Water Vapor Energy Therapy)を開始しました。内視鏡下で前立腺内部に高温の水蒸気を噴霧し組織を壊死させる治療法です。これまで全身状態不良や高齢等のためTURPを回避しバルーンカテーテル留置を余儀なくされていた症例でも治療を行い、カテーテルを抜去できる場合があります。

>Rezumジェネレータ
手技流れイラスト
水蒸気噴霧

写真提供
ボストン・サイエンティフィックジャパン株式会社

専門外来

スト-マ外来

人工肛門や人工膀胱 (ストーマ)の手術を受けた方は、新しい排泄の管理が必要となります。そのため、手術前から社会復帰に至るまで専門ナースがストーマのケアや合併症対策の管理をサポートします。生活の様々な不安や悩みなどを含め、皆様の生活の質(QOL:Quality of life)の維持と向上を目指しております。その他に褥瘡や失禁にも専門的視野でサポートします。

担当:皮膚・排泄ケア認定看護師(WOCナース)
外来:第4金曜日午後(予約制)

実績

手術実績

術式 2023年
経尿道的前立腺手術
(TUR-P)
33
経尿道的膀胱腫瘍切除
(TUR-BT)
75
WAVE(Rezum) 4
経尿道的尿管結石破砕 80
経尿道的膀胱結石破砕 13
経皮的腎結石破砕術 2
ロボット支援
腹腔鏡下前立腺全摘
20
ロボット支援
腹腔鏡下仙骨膣固定
21
腹腔鏡下腎摘出 6
腹腔鏡下腎部分切除 0
腹腔鏡下副腎摘出 2
腹腔鏡下内精静脈結紮 1
腹腔鏡下尿膜管切除 1
腹腔鏡下仙骨膣固定術 35
開腹腎摘出術 1
陰嚢水腫 1
高位除睾術 0
精巣捻転 2
経膣子宮全摘術 10
膣閉鎖術 2
TVT・TOT 20
TVM 2
ボトックス膀胱注射 12
腎瘻造設 9
膀胱瘻造設 1
包皮環状切除 7
ESWL 85
CVポート  
MicroTESE 4
前立腺生検 79
膀胱水圧拡張 4