Home vol.40:OSHIGOTO FILE FILE.01 産婦人科
あんしん出産をやさしくサポート
助産師のおしごと
赤ちゃんが生まれる時、妊婦さんを励まし助ける助産師さんの姿、ドラマなどでも見たことがあるのではないでしょうか。妊娠・出産は、治療を要する「病気」とは違います。お腹で赤ちゃんが順調に育ち、陣痛とともに産道を通って自然に生まれてくる「正常分娩」の場合は、助産師が主導で分娩介助を行います。当院では25名の助産師が、産婦人科医のもとで妊婦さんへの保健指導や心身のケアを担当しています。
アドバンス助産師/荻野 知都 Chisato Ogino
妊婦さん一人一人と関わる時間をできるだけ増やしたいと思っています!
産婦人科 科長/小野田 亮 Ryo Onoda
患者さんの多い総合病院でこれだけきめ細かいケアができるのは、助産師さんたちのおかげです!
不安と向き合う妊婦さんを支えます
出産を控えた妊婦さんは不安でいっぱい。しかも最近は新型コロナウイルスの影響で、夫や家族が超音波検査や分娩に立ち会うのに制限があったり、他の妊婦さんと交流する機会が失われたりと、心細い思いをすることが増えてしまっています。そんなとき助産師は何でも相談できる身近な存在。赤ちゃん用品はいつ何を用意すればいいのか、出産前後の感染症対策はどうしたらいいのかといった様々な疑問に確かなアドバイスができます。出産前からの助産師との信頼関係は、出産時の安心につながります。「次もここで産みたい」と、2人目3人目も当院を選ぶお母さんも多数いらっしゃいます。
助産外来「こうのとり」
妊娠28週から32週の妊婦さんで、経過が順調な方を対象に、助産師外来「こうのとり」を実施しています。通常の外来の保健指導は10~15分程度ですが、「こうのとり」では45分から1時間かけて助産師とじっくり話せます。「エジンバラ産後うつ病質問票(EPDS)」を応用した質問票などを用いて、妊婦さんの心の状態を確認するとともにとともに、出産や子育ての準備が整っているかどうかも一緒に確認していきます。ゆっくり話す時間を取ることで、普段は言い出しにくいお産への不安や家庭の悩みまで本音で話せる良い機会となっています。
助産外来「こうのとり」
曜日・時刻/月~金曜日(祝日除く) 13:30~16:30
内容/血圧・体重測定、尿検査、浮腫の観察、エコー、保健指導など
※対象となる方には助産師からお声かけします
Home vol.40(PDF)ダウンロードはこちら