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home vol.51:【静岡済生会の肺がん治療3】肺がんトータルケア
長期にわたって治療や診察が必要になる肺がん。治療中に身体の辛さや心の悩み、生活上の問題を抱えてしまう患者さんを一人にしないために、様々なスタッフが連携してサポートする仕組みが必要です。当院は「静岡県地域がん診療連携推進病院」として、主治医を中心とした院内の多職種のスタッフ、そして院外医療機関とも連携を図り、トータルケアに取り組んでいます。主なサポートチームをご紹介します。
●化学療法センター
自宅で生活し、通院しながら抗がん剤治療を受ける方のための治療ブースを備えています。医師・看護師・薬剤師などから医療ソーシャルワーカーまで様々なスタッフが患者さんの体と心を支えています。また抗がん剤治療による外見の変化について相談できるアピアランスサロンも併設しています。
●緩和ケアチーム
緩和ケアとは、がんの症状を抑える治療など、患者さんの心身の負担を減らすケアのことをいいます。がんと診断された直後から緩和医療科の専門医を中心とする緩和ケアチームが患者さん一人ひとりに合った「身体的ケア」「心理的ケア」「社会的ケア」を行います。
●地域医療センター
入院患者さんの受け入れと退院後の支援に取り組む「入退院支援室」、患者さんの生活支援を行う「医療相談室」のほか、地域の医療機関との連携窓口「地域連携室」が、かかりつけ医と当院が連携して一人の患者さんを見守る体制づくりに取り組んでいます。