Home vol.40:地域ぐるみで見守る「お産」の話。
済生会で赤ちゃんを産むのは、何らかのリスクを抱えた妊婦さんだけだと思っていませんか?実は、元気で順調な妊婦さんも、安心して出産できる環境として済生会を選んでいます。普段の健診は最寄りのクリニックに通い、お産は済生会でするという選択肢も。
安心できるお産を、地域ぐるみのチームで見守ります。
【産婦人科医】乙咩 三里
産婦人科のドクターは、妊婦さんの普段の健診や検査を担当し、必要に応じて治療を行い、帝王切開となった場合には赤ちゃんを取り上げる役割も果たします。当院では7名の産婦人科医がお産を担当。小児科をはじめ他科と密に連携して治療できるため、合併症などのリスクを持つ妊婦さんも受け入れ可能です。
【助産師】荻野 知都
産婦人科医の指示のもと、保健指導や分娩介助に当たります。産婦人科医と助産師が密にコミュニケーションをとり、二重の安心を提供します。この4月からは助産師による助産外来「こうのとり」がスタートしました。
【管理栄養士】久保田 紗季
妊婦さんの健康と赤ちゃんの健やかな発育にとって「食事」はとても重要。管理栄養士が栄養バランスを考えた病院の食事は、今後の食生活の参考にもなります。妊娠糖尿病の患者さんも入院中の食事指導によって、自分で体重コントロールができるようになっていきます。
【医療ソーシャルワーカー】手塚 至乃部
経済的な事情や望まない妊娠などによって、お産や子育てに不安がある妊婦さんを出産前から支援しています。医療ソーシャルワーカーがご本人に寄り添い、院内のスタッフや関係機関と連携し、安心して出産や子育てができるようチーム全員で支えます。
いつものクリニックで健診 出産が近づいたら済生会で
地域のクリニックも安心安全のお産を見守るチームです。妊娠初期はいつもの通いやすいクリニックを受診し、妊娠30週(8ヶ月)以降もしくは体調に異変があった場合には、設備やマンパワーが整った当院で担当するという連携を行っています。正常分娩の場合にも何か異常が生じた時すぐに医師の診療を受けられて安心。さらに連携力を高めるため、妊娠が分かった時点からクリニックのドクターと当院で情報共有し、早くから一緒に妊婦さんを見守る「セミオープンシステム」の整備も進めています。
産婦人科病棟が生まれ変わります
妊婦さんの病室と新生児室をワンフロアに統合し、専用病棟になるようリニューアルします。また個室を増やして母子同室への対応や感染症対策も強化します。スタッフもより安心快適な環境づくりを進めています。2023年4月以降にお産をする方には新しくきれいな病棟に入院していただける予定です。ご期待ください!
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