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home vol.43:多様な専門性を結集し、患者さんに最適な医療を

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副院長/化学療法センター センター長/TQRM(医療の質・危機管理)センター 副センター長/外科 部長

鈴村 潔 Kiyoshi Suzumura

 

歴史ある病院で副院長の任を果たすこととなり、身の引き締まる思いです。これまで外科診療に取り組む一方、化学療法センターの立ち上げから運営に携わり、がんトータルケアの体制づくりを支えてきました。日々進歩するがん治療を安全に、そして効率的に行うだけでなく、患者さんの社会参加を支援する取り組みとしてアピアランスケアサロンを開設しました。また、感染症対策にも専門チームをつくり、協力しながら取り組んできました。

地域全体の高齢化とともに病院のニーズは高まるばかりです。病気の治療はもちろん、生活の質をできる限り落とさずより良い社会復帰につなげる支援も重要です。その点、当法人は、医療だけでなく介護施設まで展開する「ケアミックス」を特徴とし、様々な分野のエキスパートが活躍しています。それぞれの専門性を活かし、患者さん一人一人に最適な医療を提供できるよう努めています。

これらの活動に加え、今後はICTを駆使して地域の診療所など各施設との情報共有の仕組みづくりも課題として進めていきます。電子カルテを使った連携により、患者さんを包括的に支える地域医療を目指すと共に、地域医療に関わる皆様にも安心して頼っていただける病院づくりに注力してまいります。

 

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