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home vol.45:「安心して赤ちゃんを迎えられるよう皆でサポートします」 センター長インタビュー
静岡済生会総合病院
周産期母子医療センター センター長
小児科部長
福岡 哲哉
緊急の対処が必要な患者さんの受け入れを「断らない」ことが、地域周産期母子医療センターの重要な役割です。母子双方の命に関わる常位胎盤早期剥離から、生まれた赤ちゃんの呼吸障害や仮死まで、お産には突発的で緊急性の高いリスクも多くありますが、当センターでは産婦人科と小児科が協働して24時間受け入れ体制を整えています。また、当法人の使命として、お母さんの心の状態や経済的困難などによって赤ちゃんが生まれた後も支援の手を必要とする方も積極的に受け入れ、支えています。
順調なお産でも、お母さんは精神的な負担を抱えがちです。何かあれば自分を責めてしまうことも多い時期ですので、我々スタッフは包み込むようなサポートを大切にしています。このほどセンター内を改修してより快適な環境になりましたので、今後はソフト面の向上にもいっそう力を入れて取り組んでいきます。
少子化が進む昨今ですが、出産や子育てはめでたく、楽しいことです。安心して赤ちゃんを迎えていただけるよう、皆で支えていきたいと思います。(談)