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Home vol.30:認定 看護師 vol.8 皮膚・排泄ケア 認定看護師

認定看護師 河合 幸

皮膚・排泄ケア
認定看護師
河合 幸

皮膚・排泄ケア認定看護師の役割とは?

入院患者さんが起こしやすい肌トラブルといえば、床ずれ、つまり「褥瘡」です。当院では入院患者さんの褥瘡ゼロを目指して、形成外科医や管理栄養士、理学療法士など様々な関連職種が集まる褥瘡専門チームを組み、病棟の定期回診や問題点の改善を行っています。私は皮膚・排泄ケア認定看護師として、看護の立場からメンバーと情報や意見を交換し、院内の褥瘡予防体制を包括的に構築・運営しています。現在は体圧分散寝具の整備を強化中。チームの努力で、院内の褥瘡発生は全国平均より低い値をキープしています。
その他、主に外科手術創をケアする創傷管理やドレーン管理、ストーマケア、失禁ケアなど、皮膚に関する様々なケアのあり方を考え改善していくのが、皮膚・排泄ケア認定看護師の役割です。

どんな思いでケアに取り組んでいますか?

患者さんの創傷が良くなっていく過程に携わり、院内での看護を退院後の生活に繋げていくことに、日々喜びを感じています。専門技術を求められがちではありますが、実際には看護の基本である地道な観察や評価が根本であり、いま目の前にいる患者さんにとってベストな看護や技術を提供していくことが大切だと思います。今後も予防的スキンケアを徹底しながら、退院後の生活まで視野に入れたより良い急性期看護に取り組んでいきたいですね。

 

地域のみなさまへメッセージ

「10年以上前に手術でストーマを造設し、本人がケアしていたが加齢により困難になった」、「漏れたり臭ったりする」など、ストーマに関する困ったことがあれば是非ご相談ください。床ずれやおむつかぶれなどのご相談も、お気軽にご連絡ください。

 

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