「バンコマイシン耐性腸球菌(VRE)について」のお知らせ(第2報)
本年3月8日に当院入院患者様のVRE感染症が確認され、静岡市保健所に届け出るとともに、対策を強化してまいりました。現在、関連する病棟に入院中の患者様に順次スクリーニング検査を実施しております。5月15日時点で24名の方からVREが検出されましたが、新たなVREによる感染症(VREが原因となる病気)は発生していません。
5月13日からは国立感染症研究所が、静岡市保健所とともに、当院でのVRE感染の疫学調査を実施し、具体的な感染対策の提言や助言をいただいております。
これまで以上に環境清掃や標準感染予防策及び接触感染予防策を徹底するとともに、VRE陽性の入院患者様のゾーニングを進め、全院的にスクリーニング検査を継続して実施し続け感染の状況を監視してまいります。
当院で治療を受けられている患者様、ご家族の皆様にご心配をおかけしておりますことに改めてお詫び申し上げるとともに、感染対策の実施にご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
(2019年5月21日 静岡済生会総合病院長 石山 純三)