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メディア掲載情報

メディカルコラム「集中できない?落ち着きがない?こどもの特性との向き合い方」

ジュニアアスリート静岡(2026年9月no.62)のメディカルコラムに小児科 守屋 優 医師が寄稿しました。ジュニアアスリートは当院外来パンフレットスタンドや市内各所で配架しています。ぜひお手に取ってご覧ください。

 


 

集中できない?落ち着きがない?こどもの特性との向き合い方

 

 

集団になじめない、集中力がないと感じるこどもの中には、ASD(自閉スペクトラム症)やADHD(注意欠如多動症)などの特性をもつこどもがいます。神経発達症とは、生まれつきの脳機能の偏りによって生じる特性に基づくものです。脳機能の偏りによって、世界の見え方や考え方が独特で、多くの場合生きづらさを抱えています。生きづらさは、本人の能力だけの問題ではなく、周囲の理解や環境とのミスマッチによって大きくなることがあります。

 

授業中に席を立って歩き回ったり、買い物中に急に大声を出したり、周りからみると「なぜ」と思ってイライラしてしまうことにも、彼らなりの理由や考え方があっての行動であり、決して悪意があったり不真面目が理由ではないのです。周りの保護者や指導者がこどもの特性を理解し、それを否定するのではなく受け入れ、安心して生活できる環境を作っていくことが大切です。

 

そしてこどもの特性を客観的に理解するためには、心理テストや発達テストが有効です。接し方に迷ったら、支援センターや医療機関の利用もご検討ください。こどもの得意・不得意や特性を評価し、ご家族や周囲の困りごとに対するアドバイスや介入を行います。

 

多様性を尊重する現代だからこそ、「普通」にこだわらず、その子らしさを尊重しながら健やかに生活できるオーダーメイドの支援を一緒に考えていきましょう。

 

 

小児科 
守屋 優