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病理診断科

患者様の医療情報の研究への利用について(精子形成不全症におけるDNA修復蛋白REV7発現の意義の解析)

研究課題名:精子形成不全症におけるDNA修復蛋白REV7発現の意義の解析

REV7蛋白は、精巣内で精子の元となる生殖細胞にて高発現しているタンパク質です。生殖細胞が増えていく過程で非常に重要な働きをしていることが、マウスを用いた動物実験にて明らかになっています。

この度、静岡済生会総合病院病理診断科と北里大学医学部病理学では、REV7蛋白発現量が精巣ある生殖細胞の成熟過程にどのような影響を与えているか調べる研究を行うことになりました。調査対象となるのは2010年1月から201912月までの間に、不妊症の精査のために静岡済生会病院にて精巣生検を行われた患者様です。病院病理部に保管されている精巣生検の組織標本を抗REV7抗体にて染色し、生殖細胞におけるREV7の発現量を調べます。そして、REV7の発現と生殖細胞の成熟度、精子形成の状態との関連性を、統計学的に調べます。患者様の情報として年齢のみ参照させて頂きます。

本研究では,患者様からのすべての情報は、誰のものか全くわからない状態にした上で利用させていただきます。住所、氏名などの個人情報が公開されることは一切ありません。

本研究の調査対象に該当する患者様で、調査に同意されない方は、下記担当者までお申し出下さい。この調査対象になることを断っても,何ら不利益を受けることはありません。また、本研究に関してご質問などがございましたら、下記担当者までご連絡下さい。

 

連絡先:

静岡県静岡市駿河区小鹿1-1-1
静岡済生会総合病院 病理診断科
斎藤彩香(さいとうさやか)
TEL: 054-285-6171

神奈川県相模原市南区北里1-15-1
北里大学 医学部病理学
村雲芳樹(むらくもよしき)
TEL: 042-778-9020