• 標準

背景色

コミュニケーションペーパー「Home」

Home vol.36:DOCTOR'S VOICE VOL.56 不整脈科

不整脈科
古屋敷 吉任
医長/日本内科学会認定内科医/日本循環器学会専門医
日本心血管インターベンション治療学会認定医

古屋敷 吉任医師

DATA.1
心臓の病気を担当する診療科として、当院には循環器内科、胸部・心臓血管外科、不整脈科があります。2014年新たにスタートした不整脈科は、この春から古屋敷吉任医師を迎え、待望の常勤医2名体制になりました。

DATA.2
広島県出身。静岡の病院で研修医時代を過ごした後、循環器内科医として神奈川県横須賀市で経験を積み、2019年4月から現職。家では小学3年生の男の子と1年生の女の子のパパ。


長谷部先生のもとで
もっと勉強したいと当院に来ました

 当院に来る前は循環器内科に所属していました。研修医時代に救急センターを経験し、心筋梗塞のカテーテル治療を身に付けたいと思ったのが循環器内科医を目指した理由です。7年間経験を積んできましたが、当科の科長を務めている長谷部先生のもとで不整脈の勉強をしたいと、妻の出身地でもある静岡に赴任しました。
 長谷部先生はずっと一人でこの科を背負ってきただけあって、臨床工学技士と共にしっかりした診療体制を作り上げていて、非常に勉強になっています。特に当科の特徴は「カテーテルアブレーション」という治療の実績が豊富なことです。
 カテーテルアブレーションは、不整脈の中でも高齢者に多い「心房細動」という病気の治療法として有効です。心房細動は、心臓の上半分の心房が異常に震えるため血流が減って脈が乱れる病気で、動悸や息切れなどを招く上、脳梗塞や心不全の原因にもなります。そこで、血管にカテーテルを挿入し、心臓内の一部を焼いて電気回路の一部を遮断することで、心房の異常な動きを抑える治療を行います。この治療の登場で心房細動は根治も可能になりました。
 この治療ができる病院は限られており、当院では、治療後の出血や合併症などのケアにもきめ細かく目を配り、退院してからもフォローしています。

自分が患者さんなら
どうかと考えて行動しています 

 患者さんを診る上で僕自身が最も大切にしていることは、「自分が患者ならどうか」と考えることです。不整脈の専門知識がない患者さんにわかりやすく伝えるにはどうするかとか、自分が80歳ならどの治療を選ぶかなど、自分のこととして捉えるようにしていますね。
 済生会に来てみて、各診療科がしっかりしていて診療科間の連携も取れている印象を受けました。研修医など若手の教育体制も充実している環境です。ここでさらに不整脈の治療経験を重ねて成長し、外来の患者さんもより多く担当できるようになるのが目下の目標です。

MINI Voice:定期的に脈拍をチェックしていますか?

脈拍は家庭用の血圧計を使えば手軽にセルフチェックできます。脈拍数が同時に表示されるのでエラーメッセージばかり出たり、不整と表示される場合は不整脈の可能性があります。高齢の方やしばらく健康診断を受けていない方は特にご注意を。

 

Home vol.36(PDF)ダウンロードはこちら