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home vol.47:慢性腎臓病(CKD)ってどんな病気?ドクターが解説します

Q. 慢性腎臓病になると、体はどうなるの?

A. 老廃物の排出や血液を作る働きが低下します

腎臓は、体内の老廃物を排出してきれいな血液を血管に戻すだけでなく、水分量の調節やミネラルなど電解質のバランスの調節、造血ホルモンを作る働きなど、様々な役割を果たしています。こうした腎臓の働きが健康な人の60%未満に低下したり、尿にたんぱく質が混ざる異常が3ヵ月以上続く場合を慢性腎臓病といいます。腎臓病が進行し、老廃物を尿として十分排泄できなくなれば、命に関わります。また、慢性腎臓病は心筋梗塞や脳卒中(脳出血、脳梗塞)などの心臓や頭の血管の病気を合併しやすいことでも知られています。

Q. 慢性腎臓病になる原因は?

A. 生活習慣病だけでなく様々な原因が考えられます

日本では糖尿病に伴う腎障害の割合が多く、透析を受ける患者さんの約半数を占めます。そのほか慢性糸球体腎炎、高血圧に伴う腎硬化症など、慢性腎臓病には様々な原因があります。頻度としては少ないですが、遺伝性の腎臓病もあります。

 

Q. 慢性腎臓病はどうすれば発見できるの?

A. 自覚症状がないので検尿や血液検査が大切です

ほとんどの場合進行するまで自覚症状が全くないため、自己診断できないのがこの病気の難しい点。検尿や血液検査、腎臓の形や大きさを調べる腹部超音波検査などで発見することができます。定期的な健康診断が大切です。

【検尿・血液検査による診断】
検尿で尿タンパクや尿潜血がある場合には腎臓の中の糸球体という部分に問題がある可能性があります。尿所見に異常はなくても、血液検査でクレアチンという値が高くなり、クレアチニン値と年齢から計算して求められる推算糸球体濾過量(eGFR)の低下が認められると、慢性腎臓病が疑われます。

 

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