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home vol.47:慢性腎臓病の進行と診療プロセス

【発見】・・・かかりつけ医や健康診断など
かかりつけ医や健康診断での検尿(蛋白、潜血)や血液検査、クレアチニンなどで腎臓の異常が見つかることがよくあります。他の病気で医療機関を受診した際に偶然異常が見つかることも少なくありません。異常がある場合はかかりつけ医の紹介状を持って腎臓内科を受診してください。病状が軽度な場合は、そのままかかりつけ医と連携して経過観察となる場合もあります。

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【診断】・・・腎臓内科専門医(当院)
尿たんぱくの異常が3ヵ月以上続くなど、かかりつけ医が必要と判断した場合は当院の腎臓内科が連携し、専門的な診療を行います。病理検査として、腎臓の組織の一部を細い針で採取する腎生検を行うこともあります。腎臓の病気も患者さんによって様々ですので、光学顕微鏡、蛍光抗体法、電子顕微鏡などを駆使して診断し、その患者さんに最適な治療方針を立てます。病気の種類によっては入院治療を行うこともあります。

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【保存期】・・・保存期相談外来
腎臓の働きが一定以上低下しているものの、透析などの腎代替療法(腎臓の働きを肩代わりする治療)はまだ必要としていない段階を、保存期といいます。この段階では、できるだけ進行を遅らせるため、服薬や生活指導を中心に治療を進めていきます。当院では腎臓病療養指導士の資格を持つスタッフを中心に、保存期の患者さんへの生活・栄養相談を行っています。生活上の不安や治療の疑問など、何でもご相談ください。

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【療法選択】・・・療法選択外来
腎代替療法について検討しなければならない時期には、患者さんやご家族にどんな治療の選択肢があり、それぞれどんな特徴があるのかを複数回に分けて説明します。腎代替療法には腎移植、腹膜透析、血液透析などがあり、患者さんの生活環境に合わせた最善の治療法を選ぶ必要があります。当院では多職種スタッフと患者さん、ご家族とで時間をかけて協議し、どの腎代替療法を行うか検討します。

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【腎代替療法】・・・透析センター
血液透析は週に3回、血液の中の老廃物や水分を除去して血管に戻す治療で、1回の透析には4〜5時間程度かかります。自宅で行う透析としては腹膜透析と在宅血液透析があります。腹膜透析は一定期間お腹に透析液を貯留し行う治療です。在宅血液透析は自宅に透析機器を設置し、ご家族の協力のもとご自身で行います。
腎移植も腎代替療法の一つです。腎移植には6親等以内の血縁者から提供いただく生体腎移植と、亡くなった方から提供いただく献腎移植があります。

 

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