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home vol.51:【静岡済生会の肺がん治療2】呼吸器内科・外科の連携
当院では、肺がんの診察や検査は基本的に呼吸器内科で対応し、手術が有効と診断された患者さんは呼吸器外科が担当しますが、その後も必要に応じて両診療科で1人の患者さんを見守っています。定期的なカンファレンスで情報共有を行うほか、患者さんの検査結果に気になる点が出たときなども、ドクターが随時相談し合って素早く対処しています。
●呼吸器内科
呼吸器内科の池田政輝医師(左)は当院の肺がん治療の中心的存在。急速に進歩していく肺がん治療の最新情報を常に取り入れている
肺内の病変診断に必要な気管支鏡検査では少しでも負担を軽くするよう努めています。また局所麻酔下胸腔鏡やCTガイド下生検による肺外病変の診断にも力を入れています。呼吸器外科や放射線科と連携してあらゆる病期に対応し、がんと向き合う患者さんを多面的に支えています。(池田)
●呼吸器外科
内科的診療にも精通する呼吸器外科の高橋耕治医師(左)。このほど京都大大学院出身の同期、齊藤正男医師(右)が加わり、2常勤医体制に
京都大学の大学院やドイツ留学で長らく肺がんの基礎研究を行い、細胞や遺伝子レベルで起こっていることを解明・把握しようと研鑽を積んできました。肺がん手術の技術の向上も図りながら、薬物治療や免疫療法などにも対応しやすい外科医でありたいと思っています。(高橋)