home vol.54:NURSE’S VOICE 「患者さんが良くなっていく喜びを皆で共有したい」

脳卒中リハビリテーション認定看護師
佐野 あゆみ
【Profile】
静岡県出身、静岡済生会看護専門学校卒。
持ち前の行動力とポジティブなことばで脳の病気と向き合う患者さんを支える。
看護師として大切にしていることは?
集中治療室では反応のない患者さんにも常に話しかけます。続けることで小さな変化にも気づくことができます。動いた!しゃべった!という喜びをスタッフやご家族とも共有したい。その意味では脳卒中の看護は看護の原点だと思っています。
それから、療養生活は常に患者さんを中心に考えること、そして“患者さん軸”がぶれないようにすることも大切にしています。患者さんの人生はその方のものです。医療者側の観点だけで語ったり、一方的な指示を伝えるのではなく、生活背景や人となり、その方の人生を踏まえた治療方針を他職種で意見を出し合い実行できるよう心がけています。実際に、失語症が残って精神的に追い詰められていた患者さんを個室対応にして自宅のように安心できる環境を整えたことで、少しずつ周りとのコミュニケーション方法を見いだし、その人なりの生活を送れるようになったということもありました。退院するときには「元気でね」と、スタッフ皆の手の輪をくぐって帰っていったのが印象に残っています。
静岡済生会総合病院の印象は?
看護師の教育体制がしっかりしています。看護師がやりたいことをやってみようと言えて、それを看護部がフォローする環境ができています。
看護師を志した理由は?
姉2人が看護師でした。私もマザー・テレサの話に感銘を受け、JICA(国際協力機構)の海外派遣に憧れたこともあります。当院で経験を積む中、集中治療室で脳卒中の患者さんの命に関わる仕事にやりがいを感じて認定看護師の資格を取得し、気づけば10年経ちました。
地域の皆様へメッセージを
当院にはさまざまな分野の認定看護師が活躍しています。地域の診療所のスタッフや訪問看護師などに向けた勉強会や出張講座なども行っていますので、ご活用いただければと思います。
