• 標準

背景色

コミュニケーションペーパー「Home」

Home vol.38:医療の現場から「覚えてください! “iNPH”」

こんな症状「年のせい」と諦めていませんか?
これらは、手術で治せる認知症
「特発性正常圧水頭症(iNPH)」かもしれません!

02_img02

パーキンソン病より多い病気です

「特発性正常圧水頭症」の患者さんにはよちよち歩きや外股歩きなど特徴的な歩行障害がよく見られますが、足腰ではなく脳の異常を原因とする病気の一つです。よく知られているパーキンソン病よりも患者数が多い身近な病気ですので、ぜひ「iNPH」と覚えておいてください。
水頭症とは、脳の中から脊髄まで循環している髄液という液体が何らかの原因でうまく流れなくなり、増えすぎた髄液に大脳が圧迫されて障害を起こす病気。中でも「特発性正常圧水頭症」はいつのまにか進行するので年のせいとあきらめがちですが、早く気づけば治療が可能です。

 

髄液を排出すると劇的に改善できます

この病気は手術で大幅な改善が期待できます。「髄液シャント術」といい、カテーテルを使って滞っている髄液の流れを作る手術です。当院では、頭にメスを入れることなく腰部からお腹へ髄液を排出する「腰椎-腹腔シャント術」に力を入れ、患者さんの負担軽減に努めています。

 

専門外来を開設しています

昨年9月から専門外来として「正常圧水頭症外来」を開設しています。水頭症が疑われる患者さんは1泊2日の検査入院で手術の効果があることを確かめてから手術が受けられます。気になる症状があったらかかりつけ医にご相談を。早めの受診で100%治して人生を楽しんでください。

02_img01

脳神経外科 部長 岩崎 正重
日本脳神経外科学会専門医・指導医/日本神経内視鏡学会技術認定医

 

 

Home vol.38(PDF)ダウンロードはこちら