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Home vol.42:当院でも治療開始! 脳血管内カテーテル治療

脳梗塞や脳動脈瘤の治療は従来、開頭手術が一般的でしたが、現在は撮影技術などの進歩によって、カテーテルを用いた脳血管内治療が多く行われるようになっています。脚の付け根などから脳まで血管にカテーテルを通し、血栓を除去したり血管を広げたりといったさまざまな治療を行うので、次のようなメリットがあります。

メリット1 脳梗塞に対する緊急治療の場合一刻も早い処置が可能!

脳血管の病気は、発症したら一刻も早く血流の回復をはかって脳組織のダメージを最小限にとどめる必要があります。カテーテル治療は開頭手術に比べて低侵襲かつ、すぐに治療に取りかかることができます。一般には24時間以内がタイムリミットといわれています。

メリット2 体に負担が少ないため早い回復が期待できる!

頭を開かずに済むので患者さんの体に大きな負担をかけることなく、入院期間も開頭手術と比べて短くなります。脳梗塞で意識を失って救急搬送された患者さんがカテーテル治療で劇的に回復し、数日後には自力で歩いて退院できるようになることもあります。

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- 脳梗塞 -

脳梗塞の中でも不整脈によって血栓を生じたケースは症状が強く出る傾向があり、緊急性が高いためカテーテル治療が現在唯一の治療法となっています。脳内を撮影しながらカテーテルを通じて血栓を取り除いていきます。

- 脳動脈瘤 -

動脈瘤の内部にカテーテルを通じてプラチナ製の「コイル」と呼ばれるものを詰めていきます。異物を留置することによって動脈瘤を血栓で固め、破裂を予防することができます。順調にいけば2〜4時間で完了し、数日で退院も可能です。

- 頸動脈狭窄症 -

血管内にコレステロールなどの「ゴミ(プラーク)」が溜まって狭くなった部分にカテーテルを通し、風船で膨らませてから「ステント」と呼ばれる金属の筒を留置します。ステントがゴミを押し付けて血管が狭くなるのを防ぎます。治療は1時間半〜2時間ほどで完了します。

早期発見!早期治療! 脳ドックを受けましょう

(税込60,500円)

基礎疾患をお持ちなど、脳血管の病気が心配な方は、数年に一度の脳ドックの受診をおすすめします。当院の脳ドックでは、頭部MRIなどにより発症前の脳梗塞などの早期発見を目指します。また頸動脈のエコーは頸動脈狭窄症の発見のほか、動脈硬化の評価や治療の判定も可能です。

  • 実施日 ▶ 月~金曜(祝日を除く)
  • 検査時間 ▶ 9:00〜14:00(終了時間は状況により異なります)
  • 予約制 ▶ お電話または窓口でご予約ください。

静岡済生会総合病院健康管理センター TEL.054-280-5031(受付時間 平日8:30〜17:00)

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