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Home vol.31:静岡済生会のがんトータルケア 「婦人科系がんと向き合う」

子宮がんや卵巣がんといった婦人科系のがんは、
手術でがんを切除した後も再発に備えて何年も経過観察を続ける必要があります。
当院では、信頼できるドクターやスタッフとタッグを組んで根気よく病気と向き合っていただけるよう、
患者さん目線でトータルケアに取り組んでいます。

産婦人科 医長 Dr.小野田 亮

 

婦人科系のがんってどんな病気?

3つの婦人科系がん

 婦人科系のがんには、35歳前後の患者さんが多い「子宮頚がん」と、50歳前後にかかる人が多い「子宮体がん」、そして「卵巣がん」があります。中でも卵巣がんは進行がんである確率が6割以上で、しかも症状が出る頃には相当進行しているケースが多いのが現実です。
 血縁に卵巣がんにかかった方がいたら特に注意が必要です。

 

治療法もさまざま

 子宮頚がんはウイルス感染が原因ですが、感染からがんになるまでに10年かかることも少なくないため、早期発見できれば手術も比較的簡単で、再発のリスクもかなり抑えることができます。なお子宮頚がんはワクチンによる予防が可能です。
 子宮体がんの治療は手術が基本。放射線やホルモン治療、抗がん剤を使う場合もあります。卵巣がんは手術後、外来で抗がん剤治療を続けるケースが多くあります。

 

治療の不安に寄り添います

 婦人科系のがんは、抗がん剤をはじめとした手術後のケアが大切です。最近の抗がん剤は副作用が少なくなっており、普段通りの生活をしながら通院して治療を受ける人も増えています。
 当院では抗がん剤治療を行う化学療法センターが患者さんに最も身近な相談役となって治療の不安や悩みに寄り添っています。

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産婦人科 医長
Dr.小野田 亮
日本産婦人科学会認定専門医/母体保護法指定医

 

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