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home vol.52:骨折を引き起こす「骨粗しょう症」にご用心

骨粗しょう症は高齢になるにつれて骨の内部がスカスカになり、もろくなる病気です。骨粗しょう症の骨は折れやすく、進行するとくしゃみをしただけで肋骨が折れたり、重いものを持って前かがみになった時に背骨が折れたりすることもあります。高齢者の骨折は、寝たきりの原因にもつながるため、早期発見・早期治療がとても重要です。40歳を過ぎたら定期的に骨粗しょう症検査を受けましょう。

 

女性は70代を過ぎると2人に1人が骨粗しょう症に

若い頃の骨密度を100%としたとき、70%を下回ると骨粗しょう症と診断されます。女性の骨粗しょう症は閉経後から増え始め、70代を過ぎると2人に1人は骨粗しょう症といわれます。女性には非常に多い病気ですが、男性も決して少なくありません。自覚症状がまったくないので、40代以降は定期的に骨密度を測定することが大切です。

 

生活習慣など、原因は様々

なぜ骨粗しょう症になるのでしょうか。原因は加齢だけでなく、昔からの食生活や運動不足、ダイエットなど、いろいろな生活習慣が関係していると考えられます。糖尿病や、別の病気の治療で薬を使ったり透析治療をしたことから発症するケースもあります。妊娠前後で骨密度が低下することもあり、特に出産経験の多い女性はリスクが高まります。

 

危険度は自分でも診断できます

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FRAX®についてはこちら↓
https://www.jpof.or.jp/osteoporosis/selfcheck/frax.html

 

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