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home vol.53:これって貧血?

貧血の症状や、貧血にかかりやすい人について解説します。

血液を検査すれば貧血に限らずいろいろなことがわかるんですよ
血液内科 部長 竹内隆浩医師

 

貧血の症状は?

頭痛やだるさだけでなく、無症状の場合も

頭痛やだるさ、立ちくらみ、息切れなどは自覚しやすい症状。下まぶたの裏側が白くなっているのも貧血のサインです。その他、爪が反り返る、舌がひりひりする、無性に冷たい氷やジャリジャリとした食感のものが食べたくなるなどといった症状もよく見られます。一方、貧血が徐々に進行していった場合はなかなか症状が出ないこともあります。

 

貧血になりやすい人は?

女性や高齢者、激しいスポーツをする人も注意

女性は月経や妊娠の影響で鉄欠乏性貧血のリスクが高め。ダイエットによる栄養バランスの乱れから来る貧血も少なくありません。高齢者は栄養不足から骨髄異形成症候群までさまざまな貧血リスクがあります。またマラソンなどの激しいスポーツをする方も注意が必要です。栄養の供給が消費に追いつかず鉄が不足し、消耗性貧血になるとパフォーマンスも低下します。

 

貧血かもと思ったら?

血液検査を受けましょう

血液検査は比較的手軽にできる上、さまざまな病気を発見できる基本的な検査。赤血球や白血球の数や大きさを測定して健康状態を診断します。貧血の種類や原因を探る手がかりになるだけでなく、白血球の数値からウイルス感染や白血病、膠原病などが見つかることも。貧血かなと思ったら、かかりつけの医療機関や当院健康管理センターで採血を受けましょう。

 

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