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home vol.53:【貧血予防実践編】栄養バランスお助け術

「バランスの良い食事」を頑張らずに長く続けるひと工夫をご紹介します。

ほんの少しの工夫でも続けることが大事です

お助け食材を使おう

鉄欠乏性貧血の方が摂りたい鉄分は、赤身の肉や魚、レバー、大豆、青菜などに多く含まれます。中でも毎日続けやすいのは豆腐や厚揚げなどの大豆製品やたまご。鉄分が強化されたチーズやヨーグルトなどもお助け食材になります。また、料理をする際に鉄鍋や鉄瓶を使うことで鉄分を補うこともできます。
一方、巨赤芽球性貧血の方が摂りたいビタミンB12は発酵食品にも含まれているため、肉や魚が苦手な方は、納豆や味噌などを取り入れてみてください。

 

鉄分を摂るならこれも摂ろう

鉄分は単体では体内に吸収されにくく、野菜や果物に多いビタミンCや、肉・魚に豊富なたんぱく質と一緒に摂ることで効率的に吸収されます。貧血が気になるからといっても鉄分の多い食材ばかり食べれば良いのではなく、さまざまな食材を摂るようにし、栄養バランスのとれた食事を心がけましょう。

 

+1品で栄養をちょい足し

朝食に納豆を足す、牛乳を飲むなど、1品足すだけでも鉄分は増やせます。コンビニのお弁当やお総菜ならタンパク質と野菜の組み合わせを意識して選ぶと良いですよ。外食では、キャベツやレタスよりも、ほうれん草のおひたしなど色の濃い野菜を選ぶと、巨赤芽球性貧血の方が摂りたい葉酸が摂取できます。
意外と優秀なのが居酒屋メニューです。野菜や肉、レバーなど、多彩な栄養を摂るようにメニューを選んでみましょう。

 

サプリメントの上手な使い方

サプリメントは貧血の種類によっては効果が期待できる場合があります。ただし「鉄分を摂れば良い」と安易に考えるのではなく、まずは血液検査をして医師の診断を受け、貧血の原因を見極めましょう。また、サプリメントは飲み過ぎると体に悪影響を及ぼすこともありますので、自己判断せず医師に相談しましょう。

 

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