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home vol.54:命を守るために 覚えよう「FAST」

脳卒中に気づいたとき、1分1秒でも早い対処がその後の回復を左右します。自分や大切な人の異変にいち早く気づくため、「FAST」を覚えておきましょう。


解説/脳卒中リハビリテーション看護認定看護師 佐野あゆみ

 

「FAST」って?

脳卒中の際によく見られる3つの初期症状を知って、いざというとき素早く(FAST)治療につなげるためのキーワードです。1つでも症状があればすぐ救急車を呼んでください。

顔の片側がゆがむ 顔の片側だけがゆがむ、口角が下がる、笑顔ができない、口に入れた水が垂れる など
片方の腕に力が入らない 麻痺のある方の腕が重力で下がる、両腕を同じ高さに上げていられない、お箸を落とす など
ろれつが回らない 言葉が出てこない、言葉が意味を成さない、「ぱぴぷぺぽ」が言えない、文字が認識できない など
ひとつでもあてはまったら今すぐ119番! 4.5時間以内に治療を始められるよう、救急車を呼ぶことをためらわないで!

脳梗塞の場合、発症後4.5時間であれば、薬で治療できる可能性があります。寝ていれば治るとか、明日病院に行けばいいと考えて放置したり、病院まで自家用車で行って普通に受付を待ったりしている間にどんどん麻痺が進んでしまうかもしれません。特に山間部にお住まいの方は病院に着くまで時間がかかります。異変が一度おさまっても、ためらわずすぐに救急車を呼びましょう。
当院では少しでも重症化や後遺症を抑えるよう、救急搬送から緊急治療完了までの所要時間を計測し、医師やコメディカルなどが緊密に連携しています。

→脳卒中の患者さんを支える看護とは?

 

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