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home vol.57:そもそも認知症とは?
入院が認知症の引き金に・・・そんなことが起こってしまうのはなぜでしょうか。そもそも、加齢による物忘れと認知症はどう違うのでしょうか。精神科医師が解説します。
精神科医師
榛葉俊一
Toshikazu Shinba
認知症と加齢変化の違いは?
認知症は、さまざまな原因によって脳の働きが低下し、これまでできていたことが難しくなり、日常生活に支障をきたす病気です。診断には、日常生活の様子に加え、認知機能検査やCT・MRIなどの画像検査を組み合わせて行います。感覚、記憶、理解、判断、行動などの機能は加齢によっても低下しますが、認知症では通常の加齢変化を超えた認知機能の低下がみられる点が特徴です。
入院が症状悪化のきっかけになることも
認知症には、記憶障害や判断力の低下などの「中核症状」と、不安や興奮、昼夜逆転などの「行動・心理症状」があります。特に行動・心理症状は、入院による環境や体調の変化をきっかけに短期間で強まることがあり、退院後も十分に回復せず、認知症の進行につながる場合があります。そのため、入院中から適切なケアを行うことが大切です。

